あなたはセラピーを受ければ、病院に通わなくても良いと思っていませんか?
病院とセラピーでは役割が全く違います。
セラピーを受けて調子がよくなっても、病院には定期的に通い、薬は勝手に辞めないで欲しいのです。
この記事ではセラピーと病院の違いについてお伝えします。
西洋医学で解決できないことがセラピーですべて解決できるわけではない
セラピーを受け続けていたら、長年通っている病院へ通うのをやめてもいと思う方が多いです。
断言します。それは危険なのでやめてください。必ず通院は継続して下さ。
一番大きな点は、私は医者ではないので、診断や判断を求められてもお答えしていません。また、薬の使用に関しても一切何も言いません。言えません。
だったら何のためのセラピーだろうと思う方が多いと思います。セラピーはあくまでも「補うもの」です。
手技によってはサプリメントや漢方のように継続することで結果につながるものもあれば、即時結果が出るものもあります。それでも通院は続けていただき、現状をお医者さんとしっかり話してください。
日本は西洋医学が主な医療です。アメリカなどではセラピーも積極的に取り入れているようですが、それは医療費と関係していることが多いのです。「心身の大きな病気になる前に自分で対処してくださいね」といった意味合いがあるようです。法律や文化や考え方の違いも大きいです。
セラピーでは、不調や問題、滞っている点などに気付きます。でもそこは医者ではないので残念ながら明確ではありません。体内の事なのでお医者さんだってわからないことがあるので検査をします。検査をすることも西洋医学の強みです。
診断、見解、検査。お客様の生活習慣や本音のおはなし、お悩みを聴いて行うのがセラピーです。
セラピーでできることとは
先に書いた「診断、見解、検査。お客様の生活習慣や本音のおはなし、お悩みを聴いて行う」これが中心となります。
特に大きな割合を持つのが「どんなささいなお悩みや気になることなどの話を聞く」という事です。
1年以上経ってから、こんな薬を飲んでいる。こんな病気がある。など重要なことをポツリとおっしゃる方がいます。心身の悩みは非常に繊細なことなので後から伝えてこられるのです。なかなか言葉にできないことを口にするのは勇気のいることですよね。先に教えていただくことが変化の最短ルートになりますが、それは仕方がないことです。それに話をするという事は、心を開いていただいた証。待つこともセラピーの一つです。
それから、こちらから質問を投げかけることもセラピーの一つです。理由は、自覚していない事が多いからです。自分のことは意外と気付かないことが多いですよね。
これも補助の一つでありセラピーの特徴です。コミュニケーションをしっかり取って促していくのもセラピーです。
セラピーと病院では見ているものが違う(なぜ通院と投薬をやめない方がいいのか?)
通院と投薬はその道の専門医が判断するものです。長年の経験と研究とデータと検査結果を元に、診断と処方がされています。
もし、血圧の薬を飲まなければならないとしましょう。その薬を飲んでいると血圧が抑下がって、改善していっているとしましょう。それは命に係わることなので処方されています。それに、病院には専門医療機器があります。血圧計も自宅用と医療用では正確さが違います。細かく診て診断し薬の量も調整されます。少し調子がいいからと言って個人の素人判断ではやめておく方が賢明です。だから通院と投薬はやめない方がいいのです。
病院とセラピーの使い分け方(病院とセラピーでは頼るポイントが違う)
お医者さんは多くの患者さんを診るために、たくさんの時間を割くことが難しいと思います。学会などもありそのことにも時間を使わなければなりません。一方セラピストは、時間を決めておひとりおひとりに向きあいます。さらにセラピー後はその日の施術内容を書き記し、次回の施術の準備をします。プランの変更があれば調べて最適を準備します。向き合うとは、傾聴するという事で。些細な変化を見つけるという事です。寄り添うという安易な言葉はあまり使いたくありませんが、お一人お一人に親身に対応するという事です。(すべてのお医者さんが向き合わないという事ではありません。忙しさの度合いが違うという事です)
セラピーは、予防にも役に立ちます。何かあって困ってからの方がほとんどですが、遺伝的なものを予防するためにという理由の方もいらっしゃいます。
また、手で触れられることが安心しそれで癒されるという方も来られます。いわゆる、「手当て」です。総合的に見て、心身の力を抜くためにセラピーを受けられる方が多いと感じます。
まとめ
非常に残念ですが、セラピーは病気を完治させられません。ただし、検査数値の変化や長年の悩みなどへの変化は実際にあります。それは、通院のみ・通院と投薬・検査を受けた方がもたらす結果です。
変化を医学的に見ていっているので、結果として出ているのです。
セラピーだけでは変化の体感はあっても数値は出せません。投薬もできません。
なので、併用することをお勧めします。長年通院しているという事は、それだけ重大な疾患を抱えているという事です。それをしっかり自覚してセラピーを受けられることを推奨します。
セラピーを受けられる際は、どんな些細なことでも構いません。こんなこと話していいのかな?など考える必要はありません。リラックスしてお話をおきかせくださいね。セラピストも個人情報を漏らすことなく、徹底的に守秘します。安心してお越しください。