首が重い、痛い、こっている、動きが鈍い…など首の悩みは現代人ならではだと思います。首に関してのお悩みはスマホやパソコンの普及と共に加速しています。
首は多くの大事な神経が集中している大事な部位です。首を大事にしていないと体に様々な悪影響がでます。
この記事では、首にどのような影響が出るのか?、そして、首コリや違和感などの悩みをどのようにしたらいいかを書いていきます。
首の違和感や動きの悪さが気になってどれくらいの期間が経ちますか?
前後左右の動きが鈍い、動かすと痛い、重だるさがある、とにかく違和感がある…これらの状態に気付いてからどのくらいの期間が経ちましたか?
長ければ長いほどあまり良い状態とは言えません。
最近は若年層の方も相当痛いのではないか?と感じることがあります。というのも、街中や駅のホームで見かける頭と首の角度が驚くほど最悪だからです。
首を曲げ、顔が完全に下を向いてスマホの画面を見続けている姿がよく目に入ります。
これはけしてよい状態とは言えません。
頭の重さは体の約10%と言われています。
曲げれば曲げるほど重さが何倍にもなって首にかかってきます。10度傾くごとに、5㎏加算されます。
首は細いのに頭の重さでかなり負担がかかっていることがわかります。
違和感や痛みを自覚して何年も放置しているとなると…想像するとぞっとしませんか?
自分が長年かけてきた負荷を振り返ってみましょう。状態を悪くしているのは、自分自身の長年の習慣なのです。
首以外に気になる不調は出ていませんか?
これは体全体に言えることなのですが、症状が出ている所だけを見てもあまり意味がありません。
もちろんそこを楽にしたい気持ちは重々承知しています。
しかし、痛みや不調が出ている所は必ずほかの所にも不調があります。
体はすべてつながっているので当然のことです。
首のほかに、頭痛・背中の張り・腰痛・肩の痛みや動きの鈍さなどはでていませんか?
体は筋肉や筋膜でつながっています。ですので、首とともに他の部位を見ていくことが、体調を整えるのに必要であり、結果的に首の不調解消の近道にもなります。
点で見るのではなく、「ほかはどうだろう?」と観察することがとても大事です。
自分で揉むことは危険です!
「痛いから揉みたくなる」という事はごく自然なことです。
しかし、皮膚や筋肉を強く揉むことはおすすめしません。
過度な刺激を与えると筋肉は硬くなるため、動きがより悪くなります。
また、皮膚は感覚が敏感なので、過度な刺激が皮膚の張りをうみ、結果的に筋肉も硬さにも影響を及ぼしてしまいます。
特に首は大事な神経や血管が通っています。
下手に揉むと神経を傷をつけ、かえって状態を悪化させる事にもなりかねません。
なので、自分で首を揉むことは、この瞬間からやめてください。
そこでおすすめするのが、さすることです。
さすると皮膚も筋肉も緩みます。逆に揉むと防御してしまい、筋肉は硬くなります。
「優しくすると心開く」や「北風と太陽の太陽」と同じです。
緩むと筋肉がふんわり柔らかくなり、体内のリンパ液や水分が流れやすくなり、神経も伝達が変わります。
これは、心の状態も変化することで影響が出ていると考えます。
なぜ筋肉で心が変化するのか?それは、リラックスの副交感神経が優位になるからです。
そして皮膚をさすると幸せを感じるホルモンが出ます。これらの作用で心の状態に変化をもたらすのです。
さすって筋肉を緩めることは首だけでなく、肩や腰などにもよいので、不調を感じる所を行ってみてください。
さするという単純なことですが、ぜひお試しいただきたいセルフケアのひとつです。
首のケアは専門家に相談しましょう
先にも書きましたが、首には大事な神経などがたくさんあります。
「痛みがひどくなっていた」「日常に支障が出てきた」などある場合には、まずは病院を受診することをおすすめします。
なぎでは、背中・頭部と共に首の施術を行っています。
不調の出ている所を直接触れますが、顔・手・足・耳・背中からも施術できます。
触れることが苦手な場所がある方はお気軽にお申し付けください。大丈夫な部位で対応いたします。
また、総合的に施術を行う事でバランスよく楽にしていきます。
首の不調や違和感、気になってもむやみやたらに揉まずに、自分でケアする場合は優しくさすってみてくださいね。
そして、早めに専門家に相談するようにしましょう。